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5.ガス事業法の規制緩和について

   総合エネルギー調査会・都市熱エネルギー部会(通称エネ部会)という経済産業大臣の諮問機関がある。メンバー構成は、大学教授、主婦連、マスコミ、労組、企業代表、ユーザー企業、協会、有識者等よりなり事務局は当局である。前述の原料費調整制度などガス事業法に関するものは、このエネ部会の答申により改正され、また運用されてている。
 さて、規制緩和であるが橋本内閣時に設置された政府の規制緩和委員会(通称宮内委員会(オリックスの宮内社長が委員長のため))で決定され、閣議決定された50数業種の規制改革案が各省庁に下りてくる。  第1次ガス事業法改正は平成2年6月から検討開始、国会審議を経て平成6年6月法改正、平成7年2月法施行。 第2次改正は平成9年5月から検討開始、平成11年5月ガス事業法改正、同年11月法施行。引き続き、第3次ガス事業法改正は平成13年1月から検討開始、平成15年に法改正。現在は、第4次の事業法改正について検討されている。
 エネ部会(部会長;小松石油公団総裁)で検討の方針・方向を決め、その下部組織であるガス政策小委員会(委員長;植草東大教授)で制度改革・構造改革の検討を行う。さらに必要に応じてワーキンググループ(委員長;鶴田専大教授)で検討を行うというもので、及ばずながらWG委員として出席し、意見を述べさせてもらった。
 この検討会は、情報公開法が施行されてオープンとなったことによりプレスが入っているので下手なことはいえない。すぐ翌日の業界紙で叩かれるので、苦労したことを懐かしく思い出される。
 協会の仕事は、ガス法が改正されてから約6ヶ月程度で法が施行されるので、施行までの6ヶ月間が忙しくなる。法律ができると施行規則が改正され、実質的には通達によって行政が行われるので、その通達作りが大変、当局と業界関係者を交えて喧々諤々戦争である。役人はお尻に火がつかなければ動かないので、施行される1ヶ月くらい前からが大変で、ほとんど毎日が午前様である。
 夜中に役所から電話がかかり、女房が驚いて「あんた何か悪い事した?」というのもこの時期である。また、通達ができればそれに対する解説書(手引き)を早急に作り、法施行後は手分けして北海道から沖縄までの10支部で講習会を開催し、普及促進活動となるので、法施行前後2ヶ月は死ぬ思いである。

6.おわりに

 簡易ガスを紹介しようと思って書き始めたが、簡易ガス協会の仕事の内容まで話が及び、止まらなくなってきたので、この辺でやめることにする。
 小泉改革は、痛みを伴うばかりで爺共にとっては厳しいものがある。健康保険料、介護保険料アップ、団塊の世代が仲間に入ってくることにより政府は年金財源が足りなくなるから、年金支払い額を減額するか或は消費税をアップすることになるのは必定と思われる。日銀の量的緩和撤廃であるが、当分ゼロ金利続行であるし、預金金利がつくのは何時のことか、期待できないというのが昨今の情勢である。
 そこで思いついたのがネット株、2ヶ月前から始めて今はまっている。趣味と実益とボケ防止を兼ねて楽しく励んでいる今日この頃である。
 また、健康づくりについてはスポーツクラブルネッサンスに週5日は通っており、主に水泳を中心に1000m25分のノルマをかけて励んでいる。水泳の記録は、毎年辰巳の国際プールで行われるルネッサンスマスターズ水泳大会の65〜69歳の部の背泳50mで3位(銅メダル)である。今年は、70〜74歳の部に出場できるので密かに金メダルを狙っている。
 さらに、コスモ関係、ガス関係、スポーツクラブ関係、団地自治会でのゴルフがあり、最近ドライバーの距離が落ちてきたので、スポーツクラブで筋トレを始めた。効果は未だ現れないが・・・幾つになってもゴルフは飛ぶ方が面白いと思っている。退屈なんてしていられないよね!!
おわり
  
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