第31回ゆうゆうクラブハイキング

《宇都宮市の街ハイク》

参加者の皆さん
参加者の皆さん

  第31回ゆうゆうクラブハイキングは、10月29日に32名が参加、「歴史の街 宇都宮市の街歩きを楽しむ」として、栃木県の県庁所在地で古くから城下町として栄えた宇都宮市を訪れました。
  当日は、東武宇都宮駅に集合、地元の観光ガイドに説明をお願いし、晴れ間がときより顔を出す曇り空のもと、秋色に色を染めた街路樹に沿い、ゆったりとした気分で市内を散策しました。
  宇都宮は耐火性に優れた「大谷石」の産地として有名で、昔から家屋、蔵、松が峰教会教会に至るまで、地元の人に広く利用されてきました。松が峰教会年を経て風雨に洗われた建物は風情を増し、街の景観に味わい深く佇んでいました。
  「松が峰教会」は、外壁、祭壇、柱など、ほとんどが大谷石で、国の登録文化財になっており、白い外壁は重厚な雰囲気を漂わせ、内部は凛とした静寂に包まれていました。
  市名の由来となった宇都宮氏の居城の跡、城址公園宇都宮城址公園では、ガイドさんから、平安時代から秀吉に滅ぼされるまで、城址公園500年の長きにわたり居城とした宇都宮氏の歴史を学びました。この城址公園で、わずか1週間前に元自衛隊員による爆破事件が発生当日に立ち入り禁止が解除されたばかりで、二荒山神社爆破跡は青いシートで覆われていました。祭神「豊城入彦命」もし街歩きが1週間前なら惨事に遭遇していたかもしれないと思うと、ほんとうに胸をなで下ろす思いでした。
  宇都宮の中心に位置する二荒山神社菊水祭(ふたあらやま)では、この日が年に一度の「菊水祭」にあたり、菊水祭祭神「豊城入彦命」を乗せた神輿が市内を渡御するようすを見学。大勢の観光客、家族連れで賑わいを見せていました。
  その後、神社から20分ほど歩き、レストラン「石の蔵」レストラン「石の蔵」で昼食。外壁の大谷石が赤銅色のツタにレストラン「石の蔵」覆われレトロ感あふれる趣のある店でした。秋仕込みの地産食材を使ったおいしい創作料理をみんなで堪能しました。
  最後に清流の田川沿いを散策し、鉄塔婆鎌倉時代に建てられた旧国宝で日本最古の「鉄塔婆」を見学。国内では極めて珍しい高さ3.3mの鉄製の塔婆で、「母は四恩の先であり、孝行は百行の源である」という意味の碑文が刻まれていて、歴史に感じ入りました。
  JR宇都宮駅の近くで解散し、それぞれ帰路へ。全員元気に秋の宇都宮を満喫した一日でした。

(ゆうゆうクラブ幹事 栃木 弘 記)

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