《蔵のまち栃木街歩き》
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第29回ゆうゆうクラブハイキングは、10月31日(土)40
名が参加して「蔵のまち栃木の街歩き散歩」として、江戸時代から北関東有数の商都であり、廃藩置県で当初県庁が置かれた栃木市を訪問しました。
当日は曇り空で少し寒い天候でしたが、東武とJRが交差する
栃木駅に集合。地元の観光ボランティアに説明をお願いし、京都から日光への例幣使街
道の宿場町であるとともに、巴波(うずま)川の水運を利用して栄華を謳歌した豪商家屋群を見学しました。
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00年も昔に建てられた蔵屋敷や、
4000坪にも及ぶ広大な屋敷に贅を尽くした家屋群を
見ると、材木の出荷基地として当時の繁栄が桁違いだったことがよくわかります。
10月11日に北関東を襲った豪雨で、栃木市も
街中を流れる巴波川が氾濫し、駅前では膝上まで浸水したそう
で、その影響で一部の蔵では展示品も被害にあっていました。
ただ、歴史を感じさせる立派な蔵も朽ち始め、栃木の蔵のまちに限らず文化財の保存は非常に難しい問題であると考えさせられまし
た。
今回は特別予算を組み、お昼はちょっと贅沢に地元名産の新蕎麦をいただきました。
今日のまち歩きは約1万歩、7Km程度と、老人にはちょうど
良いハイキングとなり、水運による江戸への材木出荷基地であり、京都から日光への例幣使街道の宿場町として栄えた歴史、栃木から宇都宮に県庁が変わった経
緯など、江戸時代からの栃木の成り立ちについて学習しました。
今回のゆうゆうクラブハイキングは今までになく大勢の参加者となり、途中迷子となって大慌てしたり、帰りに道草を喰ったために家
に帰り着いたのが翌朝だったというハプニングもありましたが、それぞれ楽しんだ一日となった「蔵のまち 栃木街歩き散歩」でした。