第13回ゆうゆうクラブ行事報告
《佐野・唐沢山ハイキング》

 昨年のハイク奥日光・戦場ヶ原)では大蛇男体山)と大百足赤城山)に化身した山の神同志が戦うという伝説に出会いました。 今回の「佐野・唐沢山」も似たような伝説が残る有名な里山です。
 ・・・時の朝廷の命により、下野の国(栃木県)の押領使(今の警察)として東に下ってきた藤原秀郷(ヒデサト)公がこの地で身の丈6米もあるメスの大蛇に出会い、「乱暴な大ムカデを退治してくれる強い武将を探しに来た」という願いを聞いて、それを討つというもの(およそ1000年前)・・・。松茸
 関東平野の最北端、たった標高240メートルながら全山赤松に覆われて、断崖と深い谷に囲まれた自然の要塞をなす光景からはなるほど秀郷公の居城址と思わせるものがあります。
 ハイキングコースとしては優しい初級コースで、見どころは「関八州随一」と賞賛される(観光パンフの宣伝)関東平野を眼前にした雄大な展望と春秋に色なす山の花道といったところでしょう。
  秋、全山に植生する樹齢100年以上の松林では、かつて「松茸狩り」が盛んでありましたが、今では観光用に名ごりを残すのみとなっており、まことに勿体ない思いが致します。ハイキングコースの脇道から今にも “見ィ‐つけた!”との声が上がりそうな風情を残しております。だからハイカーや観光客から山荘特製の「松茸会席」「マツタケ弁当」(要予約)がお目当てにされているのもうなづけます。
 「紅葉」と「味覚」を双手に掲げた今回の企画、5名の応援をいただいて総勢19名の参加者は午後から真っ青に晴れ上がった「下野の国」をルンルン気分で帰路についたのでした。
《森脇記》

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ゆうゆうクラブ佐野・唐沢山
 

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