第12回ゆうゆうクラブ行事報告
《秩父路ハイキング》

 琴平ハイキングコースは秩父鉄道の影森駅から秩父市に戻る丘陵の道のり。あまりにも単純なコースの為か山道への入口案内が見当たらない。コースの略図をたよりに、ここぞと思われる方に進むがすぐ行き止まる。 やむなくご近所に飛び込むと「昭和電工の中を突っ切るのだ!」という答え。後方からは「幹事、大丈夫か?」の声すら飛び交うなかドンドン工場の中へ。工場の先には確かに祠があり、脇に案内板が何故か「あちら向き」に立っている。

 この道は秩父札所26番円融寺の奥の院「岩井堂(かって弘法大師が護摩を焚いた)」や「仏国禅師の座禅石」、「修験堂あと」を経て「長者屋敷あと」に至る修行者の山道であり、古くからのお遍路みちでもあると記されている。
 そうだ!我々はお遍路さんと逆の道順を選んでいたのだ!

 関東平野の里でカタクリや桜が終わる頃、秩父市内を眼下に見下ろす羊山では数万株の芝桜が丘一面を埋め尽くす、その道は「琴平ハイキングコース」にも繋がっていて・・・というテレビニュースが流れた。
 3月の幹事会でゆうゆうクラブの幹事は「秩父の札所を巡り遍路道をたどると、やがて山あいの丘に花の世界が現れる」と多少オーバー気味にPRして例年にない早い時期のハイキングが決定されたのだった。
 修験堂あたりからは新芽の木洩れ日の下り道がつづき、長老組の足取りも快調、およそ2時間ののち、一行は誠に突如 「ドーンと香り立ち込める芝桜のパッチワーク」の中に放り込まれた。 

 「武甲温泉」での懇親会はいつにも増して賑やかとなり、「このクラブのハイキングはチョットきついかなぁとー思わせるところがいい!」との《小西さん講評》を戴いたところで、連休前の秩父路をあとにした。

《森脇記》

琴平ハイキング
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