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昨年12月のことであるが、千葉県のホームページを見ていると「千葉県生涯大学の学生募集」が目に留まった。自営の仕 事も一段落し、何か時間潰しになるようなことがないか探していたこともあり、添付されていた願書を締切り最終日の12月25日、郵便局で消印を確認した上 で提出した。
 待つこと1ヶ月半、千葉県生涯大学 東葛飾学園 地域活動学部平成25年度 千葉県生涯大学校入学式B組への入学許可通知書が届いた。
入学式の4月19日は、千葉県文化会館 大ホールが満員となる1500名の新入学生が集まった。
 新入学生といっても、下は55歳から、上は80歳を優に超える気持ちだけは若い老人ばかり、祝辞を述べるのが95歳超えた大先輩、何とも異様な入学式で あった。
 千葉県生涯大学は、今年からカリキュラムが大幅に変更となり、昨年までの「高齢者の生きがい作りと、仲間作り」主体の学習から「地域社会に役立つ人材の 育成」「地域活動の担い手の育成」と、学習目的も内容も大きく変更となっている。
 私が通う東葛飾学園は、1年生の地域活動学部A、B組それぞれ100名、造形学部陶芸コース70名、それに2年生と専攻学部生を含め学生数650名と なっている。
 地域活動学部は、2年間、授業は原則週1回、午前10時から午後3時。その他、クラブ活動が活発に行われ、多くの学生は週2回登校している。
 地域活動学部 1年B組の登校初日の4月25日、班長・副班長、学生会長・副会長・会計の選出が行われ、私がどういう訳か学生会長に選出された。
2013_06_27 生涯大 三遊亭金太郎師匠  会長就任で壇上に立つと、現役時代一緒に仕事をしていた逸見高さんが手を挙げているのにびっくり、考えていた言葉がどこかにすっ飛び、後は何を話したか 全く覚えていない。
 学生会長は「名前だけの名誉職」と聞いていたが、実際には大変で、度々学園に呼び出され、学園長や担任との話し合い、2年間の学習主任教授との打ち合わ せ等々、大変な仕事を預かったと後悔している。
 当然、学生であるから夏休みがありますが、9月から始まる学習課題「私たちの住む街をより良くするために」のテーマ探索のため、市役所、市議会事務局の 訪問、身近なセミナー等に出席している。
 また、8月の末には学習班で、流山市内の大規模緑地の実地調査のため「おおたかの森」を訪れる予定である。
 何はともあれ、残り少なくなった人生に「喝」を入れ、想い出に残るような学園生活を送れるよう願っている。


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