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  知人がカンボジアでJICAのスタッフとして活動されており、また9月からANAの直行便が開設されたので、年を取ってきた身には遠方まで出かけるのはしんどくなってきたけどアジアくらいなら何とか出かけられそうだと云うことで季節的に気候の良い時期にカンボジア旅行を思い立ちました。カンボジアと云えばアンコールワットしか思い浮かべていませんでしたが、カンボジアの悲惨な過去、アンコールワットの歴史、現在のカンボジアの高度成長を垣間見ましたので紹介します。
  今回はツアーでは無くプノンペン、成田⇔プノンペンの飛行機はANAで予約。プノンペンでの宿泊は知人の宿。プノンペン⇔シェムリアップの飛行機及びホテルはカンボジアの旅行会社。シェムリアップ観光は現地のツアーガイドを全てネットで予約しました。カンボジア入国にはビザ(e-Visa)が必要で怪しいサイトが多くある中何とか出発前にメールでビザが送られてきて一安心でした。トゥクトゥク
  プノンペンでは全てトゥクトゥクに乗り観光しましたが座席がリヤカーの荷台風なので排気ガスや埃まみれで悪道路のため乗っているだけでスモッグの中軽い運動をしているような感覚でした。トゥクトゥクは乗る前に値段交渉し降りるときにお金を渡すのが現地のやり方で、運賃は20分くらいなら値段交渉の駆け引き程度で2ドルから5ドルでした。キリング・フィールド
  最初に行ったのはキリングフィールド。カンボジア人にとって悲惨な過去を物語る場所です。キリングフィールドとは大量虐殺センターです。今から30年前にポルポトによって全人口の3分の1の300万人が殺された場所です。写真は写せたけど撮れなかったです。王宮
  王宮。かのシアヌーク殿下の元のお住まい現在の王様は法律で政治的な活動をする事が禁じられているそうです。つまり政府が王宮に閉じ込めて誰にも(女にも)合わせないように閉じ込めているらしい。世界で良くあることです。
  メコン川サンセットクルーズ。メコン川メコン川はチベット高原が源流で中国、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナムをおよそ4200キロに流れ南シナ海に抜ける川だそうです。丁度夕方でスコールに迎えられてのサンセットクルーズでした。しかし、夕日も見られベトナム人の子供が小舟(彼らにとっては大切な住居)から手を振ってくれてチョッピリ感傷に触れられる感じ。リバーサイドにあるFCCの屋上でのメコン川を観ながらのピザとアンコールビールは格別でした。アンコール遺跡
  アンコール遺跡巡り。10世紀から12世紀にかけてカンボジアが中国、ベトナム等一帯を治めていたときに建てられたヒンドゥー教寺院群(詳しくはWikipediaでどうぞ)。日中30℃以上ある中、朝8時から20ドルのパスを買って、タ・プローム、アンコールトム、ベンメリア(別で5ドル)そして最大の目的アンコールワット観光を行いました。戦災での破壊も思いの外少なく写真で見るアンコールワットは現地に行って見る価値ありでした。またベンメリアは天空の城ラピュタのモデルとなったそうですが、私はアニメ見ていないので崩壊した石群に見えた。アンコール遺跡
  後記ですが。成田から6時間弱の遠くて近い国、現地で会ったカンボジアの人たちは、自分たちは貧しくて海外から来る観光客の豊かさを夢見る素朴で優しい国民だなと感じました。「おじさん達のように何とか働けば君たちも同じようになれるよ」と励まして帰国の途につきました。それにしても隣国の爆買いの観光客の多いこと。やかましいこと。


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