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 現在の場所に住み始めたころ、家庭菜園なるものをはじめました。今から30年位前の昔の話です。候補地が低い場所で土も非常に悪かったので、赤土を入れて農地を作りました。近所のホームセンターで、トマトの苗、サツマイモの苗、いんげん、蕪、ニンジンの種等いろいろ買い求めて始めたものです。トマトも実に見事に大きな実がなり、野菜作りの天才かと勝手にうぬぼれたものです。きっと、土が初めて野菜づくりに使われ、いろいろな栄養がしっかり入っていたせいだと思います。2,3年たつと出来も余り良くなくなりました。仕事が忙しいせいにして野菜作りもだんだん飽きてきて、草だらけにしてしまい、結局雑草地になって現在にいたりました。野菜作りは土づくりだということをよく理解していなかったことと思います。
 今年の4月から、十分に使える時間ができました。そこで、再度家庭菜園に挑戦と決めました。まず、雑草地の開墾から始めました。おい茂った草を刈り、次いで、掘り起こしを始めました。30年間草だらけにしていたつけは大きく、普通の鍬をふるってもとても歯が立ちません。スコップで掘り返してもうまくいきません。結局、備中鍬(鍬の先が3本の歯になっている鍬)で掘り返すと何とかなるということがわかりました。
 一度掘り返すとそこは、太い雑草の根が密生していて、とにかく根っこを掘り返すという作業が続き、時間がかなりかかりました。午前2時間、午後3時間というペースで進めましたが、なかなか進みませんでした。一つ言えることは、実に、いい運動になりました。通りがかりの近所の人が本当に感心してくれました。
 同時に前回失敗したこと、土づくりについても考えました。堆肥づくりが土づくりに非常に役立つとういうことを勉強しました。刈り取った草を積み上げ、通販で買った米糠をまぶし、水を掛け、3段位に仕上げました。今年の野菜作りにまにあわなくても、来年は役立つはずです。
 そうこうするうちに、連休の植え付け時になり、苗とか種を買ってきていよいよスタートです。それぞれの作品について紹介します。

『さつま芋
 20本植えて18本育ちました。出来は非常によく楽しみました。はじめは根つきがもうひとつで心配しましたが、暑くなってからは、四方八方に葉っぱが生い茂りました。甘くてうまかったです。
『蕪』
 種から育てました。芽がでて育ち始め楽しみにしていたとたんに、葉がすべて虫に食われ、失敗に終わりました。
『ネギ』
ネギ 苗から植えました。途中ネギぼうずが一杯できて失敗かなと思っていたら写真に見るようにうまく育ちました。味・食感とも宜しく楽しんでいます。


『サトイモ』
サトイモ 種イモ10本植えて、3本育ちました。1本の下には20個ぐらいのサトイモがなっていてうまくいきました。一時は大きく茂っていた葉も霜でかれました。



『おくら』
 こんなにきれいに花がさきました。おくら味も良かったです。さて、半年かけてつくった堆肥を活用して土作りに励み、来年の野菜作りに生かそうと思っています。また今回は、一切消毒をしませんでした。その分、うまくできなかった野菜もありましたが、来年も無農薬でいければと思います。
 来年を楽しみにしています。

『トマト』
トマト途中まで、実によく育って通りがかりの人が「良くできていますね!」と感心してくれたほどです。ただ、最終的に赤くなって熟す前に、実に筋がはいって色が変わってしまい残念でした。夏の暑さが効いたものと思います。
『なす』
 高温・多湿を好み、浅うえが良いと勉強しました。また、苗にも恵まれたことと思います。私の身長位まで育ち、毎日十数個とれ、それが2カ月続きました。毎日、毎日なす料理で!なす 夏のあの暑い時期、毎日夕方になると、水を運んだものでした。トマトも実に見事に大きな実がなり、野菜作りの天才かと勝手にうぬぼれたものです。きっと、土が初めて野菜づくりに使われ、いろいろな栄養がしっかり入っていたせいだと思います。2,3年たつと出来も余り良くなくなりました。仕事が忙しいせいにして野菜作りもだんだん飽きてきて、草だらけにしてしまい、結局雑草地になって現在にいたりました。 野菜作りは土づくりだということをよく理解していなかったことと思います。
『スイカ』
 中玉の苗を買ってきました。よく育ち、スイカ仕上がりを楽しみにしていました。でも、最後に収穫しようとしたら、後ろ側に穴があいていることがわかりました。虫にかじられたためです。

『いんげん・枝豆』
 どちらも種から育てました。うまくできて、楽しめました。素人向けで余り失敗のない作品かもしれません。


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