1999年8月に定年退職。直後より家庭菜園を本格的に始めました。
2坪足らずの土地にスイカの苗11本植えるドームを造ります。
西側に60cm間隔に120cmの足
場パイプを5本打ち込みます。同じく東側にも240cm離して5本のパイプを打ち込みます。その上部を250cmの足場パイプをクランプで固定します。
南側
も
ネット張る
都
合でパイプを渡しておきます。手前北側も半分ネットを張る都合上それなりのパイプを組みます。
基礎部分が出来上がると打ち込んだ支柱に4mの水道用塩ビ管を
15cm程差し込み、鋼管製支柱と塩ビ管をクロスバンドで固定します。それを反対側と上部に計
7
本
で固定すると結構な重量を支えられます。枠組みが出来た時
点で目合10cmのネットを北側の出入り口を残して全面に張ります。
5月下旬にもなれば芽がどんどん伸びてくる。 その芽をネットの目に上に横に交互に編んでやると蔓が安定します。
この方式は費用が嵩みます。お薦め出来ません。
6月半ばになると花が咲き実が結びます。小さいのがこの画面だけで7個見えます。まだまだ咲きますから多すぎるのです。摘果しないといけません。ハサミを持って
ドームに入るとスイカの叫び声が聞こえます。『切らないで!植えておきながらこんな小さい内に切り落とすなんて酷過ぎです。
私たちスイカは大きくなってナトリウム、カリウム、マグネシウムなどミネラルが豊富な野菜になるのです。
水分も90%以上含まれており塩を振り掛け食べると立派な熱中症予防薬です。この暑い中、元気で草むしりをやれるのは誰のお陰なの?。スイカでしょ!』
と。
摘果しなかった結果がこの通りです。
ここに見えているのはすべて小玉スイカです。大きいもので2kg前後。
小さいもので500g程度ですが1kg位にはなります。スイカの蔓は弱いので重さに耐えられません。
ネットを適当な大きさに切ってハンモックを作ってS字フックで全面に張ったネットに引っ掛けて吊しておきます。
塩ビ管でどれだけの重力に耐えられるか?
全面に分散して成るので2kgのスイカ40個位は大丈夫のようです。もっと沢山成って欲しいもので
す。
ドームの中に中玉スイカを1本植えました。蔓はなるべく上に伸ばさず横に這わせ下の方で
育てます。 水を上まで吸い上
げるは大変だろうと思って。中玉は4kg前後です。
ドーム以外に地這えスイカも植えています。こ
の画像に6〜7個見えます。
小玉です。小玉は皮が薄く結構食べ応えあります。
『ところで仲間が少ないような気がしますが今年の出来具合はどうだったの ? 』
今年のドームでの栽培は最悪でした。小さいのを3個のみ収穫。途中で枯れてしまいました。
昨年は上々の出来でしたがアライグマに地這えとドームの下の方に成っていたスイカを食べられたり、割られたりでほぼ全滅状態でした。
今年は防獣ネットを張って備えていたのに。
今年の失敗は素人にありがちな肥料を多めに入れたのが原因のようです。
家庭菜園も毎年1年生。進級した試しがありません。
(注)この画像(7月12日撮影)と1枚目2枚目の画像は2015年の撮影ですが、その他は何年か前に撮影したものです。
『空中栽 培で他にどんなものを作っているの?』
カボチャと冬瓜。カボチャは地這えと違って色むらがないので見栄えが良いです。涼しい棚の下できれいなカボチャを見上げていると気持ちが安らぎます。カボ
チャは取り立てより2ヶ月後位が食べ頃のようです。
スイカの空中栽培を始めて7年目ですが、もう目新しいことではありません。最近ではテレビ、ネットでも沢山紹介されています。庭でもベランダでも植木鉢で
育てられそうです。
連作障害()は空ける年数
スイカ(5)・トマト(4〜5)・ナス(4〜5)・里芋(3〜4)・ジャガイモ(2〜3)・キュウリ(3)と参考書に書かれ
ていますが里芋とジャガイモは毎年、しかも後者は春と秋の年2回、何ら問題ありません。他は輪作しています。来年のスイカは今年の東側、再来年はさらに東
に移ります。3年後は今年の位置に戻ります。