<交遊会・桜樹会 総会会長挨拶要旨>

森脇 忠雄

森脇忠雄   総会や同好会活動に多数参加いただき御礼申し上げます。
  日本人の平均寿命が延びることは喜ばしいことです。
  各種の行事に出かけたり、ボランティア活動に参加して、いわゆる健康寿命と言われる期間に、辿ってきた人生をにこやかに語り合える機会を多く持つことは交遊会、桜樹会の活動の目標と一致いたします。
  健康期間が長くなれば本人にとって幸福ですし、負担となる介護や医療の費用を抑えることができます。何より、ご家族から「いい人だった」と言われることになるでしょう。昨年の総会では遺された家族への思いやりをこめてエンディングノート「もしもノート」のご紹介をしました。
  今年は自立が困難になったときの用意として、どのようにしてもらいたいかシニアーライフの送り方としてどのようなものを用意しておくべきか・・・を考えて見たいと思い、セミナーのテーマとしました。
  交遊会の活動のもうひとつの目標に「会社の発展に寄与すること」とあります。
2011年の大地震の影響を受けて、会社は直接、間接的に大きな被害を被りました。千葉製油所の事故は不慮の出来事であったとはいえ、生産が停止したことによる直接の損害に加え、復旧の許可が長引いたこと、近隣住民に多大の迷惑をかけてしまったことで、現役社員の復興に向けたご苦労は計り知れません。
  製油所はようやく再稼動にこぎつけましたが、千葉製油所の社員、応援に駆けつけた研究所社員の皆様に「ごくろうさま」と申し上げます。
  現役社員の代表者を招き、我々の懇親会の場所ではありますが、いささかの激励の気持ちを表したいと考えます。本日は幸手勤務のライン長全員がこのあとの懇親会に同席しますことをご承認ください。
  さて、交遊会には例年新入会者を迎えておりますが、2013年以降に定年となる入会者は国の方針に従い、シニアーライフの環境が大きく変化し、転換期に差し掛かっていることを認識しなければなりません。
  平たく言えば、年金の支給開始が65歳に延長され、年金のない期間、希望すれば全員65歳まで勤務が可能になります。つまり、65歳まで現役の時代が続くことになります。コスモ石油においても、新しい考えに基づいた制度に移行しており、個別の就業契約によるシニアー社員が誕生しつつあります。
  新制度の概要をお知らせします。(詳細省略)
  交遊会にとっては 新しい制度における現役勤務の会員と「毎日サンデー」をベースにした会員とが共存共栄していくことになります。
  会の運営に当たるものは両方の置かれた環境を踏まえ、見識と工夫が望まれるところです。